信州の郷土食材、凍み大根。移住して初めて知った食材です。真っ先に思ったのが、「これどうやって食べるの?」でした。私と同じことを思ったそこのあなたの為に、一般的な食べ方と意外な食べ方をご紹介します。
一般的な凍み大根の食べ方
水に浸けて戻してから使う
凍み大根は乾物の一種なので、基本的には水に戻してから使います。私の凍み大根の師匠は「最低3日は水に浸けろ」とおっしゃいます。なかなか長いね。人によっては一晩とか、数時間とかマチマチです。長い方がふわふわになる確率が高い、と思います。
でもあんまり長い間付けておくと危険なことも。季節によるけど温かい部屋だとイってしまう(腐ってしまう)こともあるのです。経験済みです…。食べられなくなった凍み大根を台所で見つけるとそれはそれは悲しい思いをするので、冬場以外は冷蔵庫に入れましょう。
水で戻した凍み大根はどんな料理にでも合います。一番オーソドックスなレシピはこちら「田植え煮込み」です。アレンジ系のレシピはいずれレシピ集(後日更新)にまとめておきます。
オリザ流の食べ方
さて、気になる意外な食べ方。これが一般的なのか、オリジナルなのか分かりませんが、我が家ではこんな食べ方をしています。
ずばり!そのまま食べる!!
えっ
そりゃ驚きますよね。野蛮だと思ったでしょ?
でもね、美味しんですよ。乾物って実はそのまま食べられるものが結構あるんですよね。あと完全に乾き切る前のグミ状のが凄く美味しい。こればっかりはカビちゃうから流通させることはないので、生産者だけが味わえる食感だと思います。
うちでは愛犬のオヤツとしてあげたりしています。ほんのり甘みもあって美味しいのでしょうね。食べないワンちゃんもいますが、無添加なので安心してあげられますよ。
水に浸けずにそのまま使う!
これもびっくりする方いるかも知れません。常識では上記の一般的な食べ方が普通ですから。
そもそも乾物を敬遠する理由って、使いたいときに使えない!があると思います。というか私がそうでした。水に戻す、そんな簡単なハードルが越えられないのが料理初心者というもの。
でも実はそのまま使えるって知ってから、困ったときは凍み大根!ってなるほど重宝しています。味噌汁の具が足りない時ににササっとね。
使い方は簡単で手でちぎります(野蛮)。包丁でもいいけど、ちぎった方が断面が増えて外に触れる面が増えるので、結果味が浸み込みやすい、気がします。
ポイントは汁物に使うこと、小さくちぎること、です。水に浸けていないので炒め物には向きません。中の方が硬いままですので。
ちなみに、乾物についてはこの本で学びました~